お母さんの意見ほど大切なものはない@少年野球

こんにちは!前回に引き続き今回も少年野球の現場についての記事です!



突然ですが皆さんの所属するチームでは、お母さん達の意見や考え方は受け入れられていますか?チーム内に共有されていますか?


もしされているならそれは間違いなく素晴らしいチームです。


しかし、多くのチームにおいては監督・コーチの指導法に対して疑問や不満を持ちながらも悶々としているお母さんがたくさんいるのが現状です。




いい出したいけど言えない


絶対子供にとって悪影響なのに止められない




こんな場面多くないですか?


野球界では未だに監督・コーチ、お父さんの立場がお母さんよりも上になっている男性優位のケースがめちゃくちゃ多いんです。


実際に僕が行っている野球チームでもそうです。


お母さん方は重たい荷物を運び、指導者にコーヒーを淹れ、スケジュールの管理にスコアラーまで。チームによっては監督のお弁当まで準備しないといけないところがあるんだとか。。

要するに雑用という雑用を全てお母さんに任せているという状況です。


男尊女卑以外の何物でもない環境が未だに残っているのが少年野球の現場の特徴です。


子供たちに自分のことは自分でしろと言う前に、


弁当は自分で準備しろ。

コーヒーもお茶も欲しけりゃ自分でいれろ。

試合のスコアの取り方まで勉強させて、お礼も言わずに当たり前のような顔して受け取るな!



という感情になりませんか?笑


もちろんこれをお母さんたちが自発的にやっているのなら話は別ですが、今年やったから来年は誰かが引き継がないと…みたいになってそこに強制が生まれてしまうとなんの意味もありません。


お母さんの仕事がありすぎて大変だから新しいメンバーがなかなか入ってこられないんです。

子供をこのチームに入れたら自分もあの雑用をやると思ったらきつすぎる!ってなりますからね。



話を戻します。

題名にある通り


「お母さんの意見が超大事」


なわけですがそれは一体なぜなのか。



このブログでも何度も書いてきたように、まず大人は子供たちの成長や将来のことを何よりも1番に考えなければなりません。

子供たちの成長を一番の目的だと考えた時、野球は彼らの成長のための1つのツールでしかありません。(野球そのものや試合に勝つことは本質的ではない)


そんな中、子供たちに野球を教えるのは誰かというと、どうしても監督・コーチ・お父さんが中心となります。そうすると、彼ら指導者は野球の練習を通して子供達を見ることになります。

当然指導者は子供達のためを思って一生懸命に指導を行いますが、それが無意識的に勝利を追い求め過ぎてしまったり、道徳性を欠いた指導につながっていく危険性があります。

スポーツの指導は熱を帯びて一生懸命になればなるほど盲目的になり、子供達の将来を自分の知らないところで壊してしまう可能性を含んでいるからです。


そこで大切になってくるのがお母さん方の意見というわけです。

お母さん方は特別野球に詳しいという人が少ないため、スポーツ的な視点ではなく教育的な視点で捉えているわけです。

そうすると野球を通して子供達を見るのではなく、指導が適切に行われているかどうかを冷静に判断することができるので、正しい指導への舵取りができる立場だと言えます。

またお母さんというのは、監督・コーチと選手という立場ではないので、子供達が心を開きやすく、感情を伝えやすい存在です。

つまり、お母さん方の意見が通るようになることで結果的に子供達の心の動きもチーム全体として正確に把握することができるようになるのです。


子供達の本心が分からない状況では、当然彼らの健全な成長は望めませんよね。


野球界の男性優位の風潮をいち早くなくし、お母さんたちの価値ある意見が届くような環境になるように活動していく必要がありますね。

まずは指導者が、自分の指導に対して疑問を持ち、立場の違う人たちの視点や意見を取り入れようとする姿勢を持つことが大切ですね。

そしてお母さん方はまずは一番頼りになりそうなコーチやお父さんを味方にして少しずつ動いていきましょう。(他人に意見されてカチンとくるアホ指導者もいるので)

嫌われてしまって自分の子供に害が及ぶことはまず何より避けねばなりませんから。

頭カッチカチの指導者相手には、まずは数を増やして一気にひっくり返すしか方法はありません。


何れにしても、不満や改善すべき点が明らかなのであれば動いていく必要がありますね。


Twelve O 2

岡山出身の23歳の2人の運営するブログ。 仕事から趣味まで、幅広く発信します。

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